太極拳の歴史(諸説ある部分含む)
陳家→楊露禅→二十四式太極拳
河南省嵩山少林寺から黄河をまたいで、北方の河南省温県に陳家構がある。
陳式から二十四式に至る系図 | 陳王廷 | ……(中略)…… | 陳長興 | ——— | 楊露禅 | ……(中略)…… | 李徳印ら | (1600-1680頃) | (1771-1853) | (1799-1872) |
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【陳式太極拳】 | 【楊式太極拳】 | 【二十四式太極拳】 |
楊露禅が陳家構に雑役として入り込み、陳長興が教える陳家拳(この当時「太極拳」という名称はない)の練習を偸み見て、ついには陳家拳をマスターする。そのくだりは白羽によって小説化(『偸拳』)されている。
『偸拳』のマンガ化、映画化 | |
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福昌堂から漫画化 | 大きくアレンジし、映画化 |
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三井 悠・坂丘のぼる『月下の拳』(福昌堂、2000) | 「TAICHI/太極 ゼロ」(パラマウント) |
陳式太極拳(陳氏太極拳、陳家太極拳)の種類
老架式、新架式、小架式、忽雷架式など新旧や地域によっていくつかの系統がある。また概ね、それぞれに一路、二路(砲捶)がある。
陳式太極拳の系図 | ||||||||
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陳王廷 | ……(中略)…… | 陳長興 | ……(中略)…… | 陳発科 | ― | 陳照旭 | ― | 陳小旺 | (1600-1680頃) | (1771-1853) | (1887-1957) | (1909-1960) | (1945- ) |
その他の太極拳
陳式太極拳を学んだ楊露禅は、故郷の広府鎮に戻った後、北京に出て太極拳を指導した。楊家が伝えた太極拳は楊式太極拳と呼ばれる。武禹襄は楊露禅の故郷で指導を受け、その後みずからも陳家溝に行く。しかし、陳長興は高齢のため指導ができず、趙堡鎮で陳清萍に学んで、武式太極拳を創始した。
呉全佑と息子・呉鑑泉も楊露禅に学び、呉式太極拳を創始した。
孫禄堂は、武式太極拳を学び、形意拳・八卦掌を加えて、孫式太極拳としてまとめた。
現在では、太極拳はこの他にも多くの分派に分かれている。
その後1956年になって、中国政府が太極拳の各流派を整理し入門用に編纂したのが、簡化二十四式太極拳である。編纂には李徳印らがあたり、楊式太極拳をベースに各派の長所を取り入れた二十四の型(套路)で構成した。